お気に入り短歌

この日付の朝日新聞朝刊「歌壇」より

 

・戒めに「阿留辺幾夜宇和」(あるべきようわ)とわが書きし小屋に野良猫仔を生みにたり(伊那市 小林さん)

【馬場あき子評:第二首の括弧内は明恵上人の遺訓。人は自然であることが大切だと説く】

大寒を金魚は底の鉢の中猫来てしばしじっと眺める(津山市 菱川さん)

→ひとの暮らしのあちこちのシーンにねこがまぎれている。

 

・やっている事は支持せずやっている人は支持する不思議な世論(京田辺市 鵜飼さん)

【高野公彦評:第二首、その政策や行動を認めず、しかしその政治家を支持し続ける、不思議な国民への疑念】

→私も理解できない。

 

・雪ふぶく防雪林に鹿見えて釧網(せんもう)線に「詠み鉄」となる(仙台市 沼沢さん)

→「釧網線」がただただキャッチー。私の場合は鶴が見えた。