お気に入り俳句&短歌

この日付の朝日新聞朝刊「俳壇&歌壇」より

●ペンギンの群れの一羽に秋思あり(八王子市 中尾さん)

→ぼけーっと立ってるように見えるが、人によってはいろんな思いを託すのかもね。

 

●「囚」われて大の字に寝てここにいる原「因」などを考えている(ひたちなか市 十亀さん)

【馬場あき子評:第三首の自己評価から生まれた呟きも深いものがあるだろう。】

→そうか深いものがあるのか。たくさんある時間のなかで、お金がかからず手軽に出来る漢字あそびをやっているのかな、と想像してしまった。

 

穴熊はうまかったなとじい様は兎追いしの話のつづき(柏崎市 小暮さん)

→「つづき」がいいなあと。穴熊を食べたことがある人、日本にどのくらいいるんだろう。

 

ハラッパモヘンジョダロといふ地名遠国なれど懐かしきかな(本庄市 福島さん)

→世界史にでてくる莫名其妙なカタカナの羅列。ほかにも、マルクス・アウレリヌス・アントニヌスとか、アントニスと間違えんなよ!という心の声とともに蘇る。ほか、世界史ではないけど、モホロビチッチ不連続面とかも好き。

 

●河馬(ヒポポタマス)と海馬(ヒポカンパス)が話しおりのんびり行こうぜ似たもの同士(福山市 武さん)

→字余りを感じさせないのはなぜ?ヒポポタマスは知ってたけど、ヒポカンパスは知らなかった。半濁音の響きってイイなあ。