折々のことば&お気に入り短歌
この日付の朝日新聞朝刊より2つ。
折々のことば
人間のからだ、それは皮膚という生きた袋の中に、液体的なものがいっぱい入っていて、その中に骨も内臓も浮かんでいるのだ(野口三千三)
出典は『原初生命体としての人間』。物体の運動は中が固体か液体化で挙動が大きく異なる、と鷲田氏はいう。意識の持ちようが動きをかえる、とは、アレクサンダーの発見とも通じるのかも。
「歌壇」より
●沖縄が本土化せずに全国が沖縄化してオスプレイ飛ぶ(東京都 野上さん)
【馬場あき子評:いつしかオスプレイは日本中の空を飛べるような条件のもとにある。どんどん浸透していく無言の意志の前に立たされている我々。】
→永田和宏氏にも選ばれていた。「全国の沖縄化」は悲しいことに事実となりつつある。