まかないボウル&お気に入り短歌
この日付の朝日新聞朝刊「ボンマルシェ」で紹介されていた「まかないボウル」
あと「歌壇」より
・県民の意思より優先すべきもの他国の基地であるわけがない(埼玉県 島村さん)
【永田和宏評:島村さん、「他国の基地」建設が県民の意志より優先するというのが、この国の現実か。】
・推薦状書きそうだよねとなんとなく世界に納得される春愁(水戸市 中原さん)
【永田和宏評:中原さん、ノーベル平和賞にあの人を推したあの人に、納得してしまう悲しさ。】
・モリカケの証拠隠した権力に書類燃やした敗戦かぶる(福島県伊達市 佐藤さん)
→NHK特集みて私も思った。
・フレームはレンズを支えレンズは諸橋轍次を支えぬきけり(福岡市 松本さん)
【佐佐木幸綱評:第一首、世界最大の漢和辞典『大漢和辞典』で知られる諸橋轍次。白内障で視力が極端に落ち、厚いレンズの眼鏡で仕事をつづけた。】
・スマートフォン見ながら歩く人の後あおり歩きをする人の列(綾瀬市 小室さん)
【佐佐木幸綱評:第二首、さきごろ大きな話題になった「あおり運転」をもじった「あおり歩き」である。】
→あと歩きたばこもね。
・「かわいい名前つけたいな」という子の誕生祝いはホホジロザメ(福岡市 太田さん)
→もしかしてあの水族館のグッズ???
・スケッチ会条件は絵が好きなこと且つ呑めること迷わす入会(東京都 村上さん)
→作者は女性。すごいな・・・。
・ゴミの日に金魚鉢ごと捨てられた赤い出目金の優雅なる舞い(呉市 藤井さん)
→最初読んだとき「ヒドい!」と思ったけど、でも、本当に捨てるなら金魚処分して鉢だけ捨てるはず。もしかして、どうしてもやむをえない理由があって、でも、誰かが拾ってくれるかも、と一抹の願いを込めて、生きたまま置いておいたのかもしれない。もしそうだと、なんか切ない。