お気に入り短歌&俳句

この日付の朝日新聞朝刊「歌壇&俳壇」より

 

禰宜と巫女着替へずテニス神の留守(神戸市 日下さん)

・ばさと鮭つかみて翔(た)てり尾白鷲(札幌市 前田さん)

稲畑汀子評:一句目。禰宜も巫女も若さに溢れた現代の若者。役割を務めたままの姿でテニスとは、神の留守ならでは。二句目。雄大な北海道の一齣(こま)。尾白鷲が鮭をつかんで翔つ姿。】

→テニスってのがいいかも。しかし動きにくくないか? また、北海道で鮭といえばクマというイメージがあるけど、ワシも狙うのか。

 

・尾で払ふ程の悩みや竈(かまど)猫(東京都 山内さん)

・猫のごと我が身舐めたき師走かな(久留米市 塚本さん)

長谷川櫂評:二席。猫をうらやんでいるのだ。人間の悩みはこうはゆかない。三席。同じく。ただこれはよしたほうがいい。】

→ねこ短歌2連発。長谷川さんが「よしたほうがいい」と冷静に止めているのが面白い。

 

・トランプもゴーンも好かぬみかんむく(泉南市 西さん)

→みかんむく。

 

・南極の女性隊員八人という安倍チームよりだんぜん多し(東京都 道祖尾さん)

→優秀な女性って山ほどいるのにね。「道祖尾さん」ってなんて読むのか調べて見たら「さおのお/さいのお」らしいです。