お気に入り短歌&よさげな財布
この日付の朝日新聞朝刊「歌壇」より
●のぞいたら音楽室の奥にいたギロ、ムチ、カシシ、タムタム、アゴゴ(新潟市 太田さん)
【佐佐木幸綱評:第二首、「ギロ」以下、打楽器の名前。おおぜいの子供たちのようで楽しい。】
→ムチ、カシシは分からないので調べてみた。「いる」ってのがいいよね。
●柿五十軒(のき)につるせばハロウィンの飾りかと問う隣の白人(アメリカ 大竹さん)
→佐佐木幸綱、高野公彦の共選。アメリカで渋柿が売っているのかも驚きだけど、そこから生まれる異文化交流を想像すると楽しいそう。
●内緒だが蹴飛ばしたくなるときがある小股早足チワワの散歩(東京都 伊東さん)
→分かる! でもぜったいに口に出せない。でも分かる!
●秋風は身にしみるから窓開けてくれよと粘る三井寺歩行虫(石川県 瀧上さん)
【永田和宏評:十首目はミイデラゴミムシ。】
→三井寺!これは地名? 「歩行虫」で「ゴミ虫」? 俳壇・歌壇で、ふだん音だけでなんとなく知っている虫や植物の名前が漢字で示されるとき、新鮮な驚きがある。
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この日付の朝日新聞朝刊「そばに置きたい」より エムピウのミッレフォッリエ2というお財布。